皇大神宮大麻奉祀式

教部省伺書寫

教部省伺書写

毎年全国一頒布致候
神宮大麻奉祀之式不相立候得共
右尚も有之候向会般奉祀式別紙之通り定
上木仕夫々相授及配差支も無之候様
至急御指令可然候也

  明治六年十二月十四日  神宮少宮司浦田長民印

宍戸教部大輔殿
黒田教部少輔殿

皇大神宮大麻奉祀喻解

皇大神宮大麻奉祀喻解
くわいたいじんぐうのおおぬさをまつることわけ

およその人ひと、皆みなことれて私情志じゃううごかざるを得ざるものあり。而して他人未だ之を知らざるも、天神は既に照覧ましまして此れを咎めたまふ。故に常に念頭に發る所を慎み、速に罪悪を除去せざるべからず。而して其罪を排除するの神具を大麻と云ふ
毎歳神宮より頒賦する所即ち此れなり、常に此の大麻に向ひ敬拝するときは念頭の罪穢れ消尽して今世には諸々の災厄を除き、福寿延長死後は英英の天井の娯楽を受く故に毎朝毎夕拝礼を遂げ、且大祭祝日には左の由を典祀すへし。

皇大神宮大麻奉祀次第

毎年年末に至り、新年に奉祀すべき大麻を拜載せば、本年奉祀せし所の大幣を氏神の社頭に納め、(但し、一年毎に大麻を氏神の社頭に納めず其侭神棚へ奉祭し置く等ハ戸主のこゝろに任せ)新たに拝戴したる大麻を神棚に奉安し戸主禮服を嫡子家族を率ゐ神棚の前にすゝみ各着座に、
先戸主神饌を供え、
次戸主毎日神拝の詞(下に録す)を奉読し訖を一同拝禮す。
次に神饌を徹し直会を分与して一家無異の祝辞を演べ終日歓娯を極むべし。
本日夕刻至らバ燈火を献ずべし。

一月一日以下祭日(下にしるす)にはみぎしき志゛ゆんじてこれを奉祀をすべし

毎朝まいてうは、盥漱てうづしておのヽ神棚かみだなの前に座し、毎朝神拝の詞を讀下し、拍手一拝すべし。

神饌しんせん品目ひんもく
洗米 神酒 水 おのゝ一盛

此餘魚鳥海草野菜果物等を供ふるは適宜とするべし。

祭日