29 神はまた言われた、「わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう。」
――創世記 第一章
大麻研究組合は、良質な国産大麻を安定して供給するため、組合員が共同で利用する大麻栽培施設を、今後、法令に従って設置・運営してまいります。施設は組合員全員の共有財産として管理され、祭事や文化活動などに用いる大麻草の持続的な確保を目指します。
栽培は、大麻草の育成に関して十分な知識と経験を持つ人材が担当し、厚生労働大臣から免許を受けた大麻草研究栽培者のもとで行われます。管理手法は、国際的な栽培基準に則り、安全性と品質を両立させることを基本とします。また、植物の生育環境の制御や収穫後の処理に関しても、最新の技術や設備を段階的に導入し、より高水準の品質保証体制を構築していく予定です。
栽培施設と安全管理
本組合が設置を計画している大麻栽培施設は、国内法に則って審査と許認可を受けたうえで設置されます。施設内は専用区画として整備され、入退室はあらかじめ許可を得た大麻取扱責任者に限られます。出入り記録の保存と常時監視を基本とし、厳格な安全管理のもとで運営されます。こうした体制により、法令に反した取り扱いが行われないよう、最大限の注意と責任をもって管理します。

栽培計画と祭事記
組合では、毎年の大麻草の需要を見積もり、無理のない栽培量を前提とした年間計画を立てます。この計画に基づいて、播種や育成、収穫、調整などが順次行われます。年間の作業や祭事の予定は「祭事記」として編成され、自然の節目とともに次のような行事が予定されています。
・春分の頃には種まきの儀
・小満から夏至にかけては生育祈願と間引き
・秋分から霜降の頃には収穫祭(抜穂祭)
・年末には納めの祭り
・新年には例祭と奉納の儀